adpi-firmware

ADPi を動作させるためのファームウェアを提供します。

提供ファイル

次のファイルがパッケージに含まれています。

/boot/firmware/overlays/adpipro-cs0.dtbo

ADPi Pro を SPI0 の CS0 で使用するための Device Tree Blob ファイルです。

/boot/firmware/overlays/adpipro-cs1.dtbo

ADPi Pro を SPI0 の CS1 で使用するための Device Tree Blob ファイルです。

/usr/share/doc/adpi-firmware/changelog.gz

パッケージの変更履歴を記録したファイルです。

/usr/share/doc/adpi-firmware/copyright

著作権とライセンスを記載したファイルです。

パッケージ

パッケージのインストール時に次のファイルが変更されます。

/boot/firmware/config.txt

次のエントリが追記されます。

dtoverlay=adpipro-cs0

パッケージのインストール時に次のコマンドが実行されます。

raspi-config

I2C を有効にします。

raspi-config nonint do_i2c 0

SPI を有効にします。

raspi-config nonint do_spi 0

I2C と SPI のクロックソースの動作周波数を固定します。

raspi-config nonint set_config_var core_freq 250 /boot/config.txt

設定

/boot/firmware/config.txt を編集して Device Tree Overlay の設定を行います。

CS0 にデバイスを接続する場合

dtoverlay=adpipro-cs0

CS1 にデバイスを接続する場合

dtoverlay=adpipro-cs1

CS0 と CS1 にデバイスを接続する場合

dtoverlay=adpipro-cs1
dtoverlay=adpipro-cs0

Device Tree Parameter には次の項目が指定可能です。

gpio=<アドレス>

GPIO エキスパンダの使用する I2C アドレスを指定します。
デフォルトのアドレスは次のとおりです。

ファイル	アドレス
adpipro-cs0	0x56
adpipro-cs1	0x57

eeprom=<アドレス>

EEPROM の使用する I2C アドレスを指定します。
デフォルトのアドレスは次のとおりです。

ファイル	アドレス
adpipro-cs0	0x26
adpipro-cs1	0x27

irq=<n>

IRQ の使用する GPIO 番号を指定します。
デフォルトの番号は次のとおりです。

ファイル	番号
adpipro-cs0	18
adpipro-cs1	25